おんなじお風呂には入れない・・・かぁ。
18日、徳島県と南部圏域5市町合同の防災訓練が、
海陽町のまぜの丘で実施されました。
第2部は、東北大震災の時に現地へ派遣された自衛隊と県警機動隊のかたからの報告会。
そのお話の中で、心にズシ~ンと刺さった言葉が。
「町職員さんは被災者の皆さんと、同じお風呂に入れないので・・・。」
「私たちは、被災地では被災者の皆さんより(レベルの)高い生活はあり得ないので・・・。」
それが現実だからこその、サラッと発せられた言葉であったけれど、
私の心には、重く重く突き刺さった。
それだけ、現地は想像を超える修羅場だということに、改めて気づかされた。
被災して、だんだんと疲れや焦燥感が高まってくると、怒りや腹立ちをどこかに向けなければ、
正気ではいられなくなるのかもしれない。
それまでの防災対策をしっかりととってさえいれば、失われなかった命があるとしたら、
その憤りはどこへ向くのだろうと想像してみる。
もちろん、それは行政(町職員)や議員に向くのだろう。
また、被災後の町の復旧に向けて、限られた時間の中で、職員さんたちはお風呂に入ることも
ままならないのかもしれない。
住民の避難生活を何よりも第一に考えるとしたら、我慢や辛抱や苦労を一番背負い込むのは
やはり職員なのかもしれない。
だからこそ、今からの備えが大事なんだと思う。
防災対策・減災対策の体制をしっかりと整え、一人でも多くの命を守ること、
自らがその意思で逃げようとする体制を、住民一人ひとりが持てるように啓発すること、
自分が助かることで、家族や周りの地域の人たちや、町職員も救われるという事実を知ること。
だからこそ、今からできることをまず、始めよう!
そして、どんな修羅場でも、お互いに思いあえる強く優しい心を
みんなで育んでいかなきゃならないと私は思う。
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