ひとり娘のすーが、学校で書いた人権作文のタイトル。
(お父さんが)いなくて気づいたこと・・・。
清書前の原稿から、彼女のこれまでの11年間に思いをはせた。
彼女は何も言わなかったけれど、せいいっぱいの思いやりで、
私を包んでくれてたことに改めて気づき、ほこらへんの大人よりも
子どもって大人なんだ!と驚かされた。
すーが3歳半のときに、私が2人暮らしを選択したから、
お父さんのことを友だちに聞かれても、何も言えなかったこと。
知らないから言えなかった、それが悔しかった・・・と表現した彼女に、
私は心からごめんなさいと言うしかない。
何も知らないことが幸せなんだと、大人の感覚で決めつけていた。
きっと彼女は知りたかったはず、でも私に言えなかった、聞けなかった。
子どもにそこまで気を遣わせていたこと、あえて悔しい気持ちをふせて
頑張っていた彼女の姿を思うとき、私はただごめんなさいと言うしかない。
けれど、このタイミングで私が知ることができたことを心からありがとうと言いたい。
子育てに、早い遅いなんてないもんだと私は思ってる。
気づいたときに始めればいい。
世間の常識からすれば、子育てに関して私は落第生の部類だけれど、
これからも、彼女とともに成長することができる。
何よりも、「自分の命は自分ひとりのものじゃない」と言葉にできる彼女のことを
私は母親ながら、大いに誇りに思う。
まぁ、「親ばか博子」は地元のPTAの間では有名だからなぁ・・・(照れ)
これからも、夜遅くまで必死で仕事をする私の背中を見ることのほうが多いかもしれない。
ひとりで寂しく食事をする時間も、私が会議で帰りの遅い夜も、あると思う。
けれど、こうやってあなたの思いに気づけたから、
今まで以上の愛情であなたと一緒に生きていきたい。
まずは、今まで忙しさにかまけて手抜きしていた料理から始めよう!
ひとりの食事でも寂しさがちょっとでも減るように、愛情をたっぷりのせて。
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